動画配信の値上げは、金額で見ると月110〜550円の差だが、倍率で見ると1.20倍から1.56倍まで開く。Hulu の改定は10月1日でこれからだ。2026年に改定を告知した3社を1枚に並べた。

結論 — 知りたいことから読む
| 知りたいこと | 答え | そう言える理由 |
|---|---|---|
| 2026年に何社が値上げしたか | 公式告知が確認できたのは3社(Lemino・Hulu・dアニメストア)。2026年はまだ終わっていない | ABEMAは報道ベースで、公式の改定告知を確認できていない |
| 最も大きい値上げは | Lemino。990円 → 1,540円で1.56倍 | 金額でも率でも最大 |
| これから上がるのは | Hulu。2026年10月1日に 1,026円 → 1,320円 | 公式ヘルプの告知。本記事の公開時点ではまだ改定前 |
| 全社が上がったのか | いいえ。 Amazon・Netflix・Disney+・U-NEXT・DMM TV は改定の告知が見当たらない | 値上げは業界全体ではなく一部 |
| 家計への影響が最も大きいのは | Leminoの契約者。 年間で6,600円増える | 550円 × 12か月 |
| 選び方は変わるか | 変わる。 10月にHuluとLeminoの順位が入れ替わる | 1人あたり月額で見た場合(下記) |
| 迷ったら | 改定日を見てから決める。 10月以降は前提が変わる | 9月中の比較記事は、10月には古くなる |
上の表で足りるなら、以下は読まなくてよい。
図の見方 — 金額ではなく倍率で並べている
- ターコイズ=改定前の月額/オレンジ=改定後の月額:縦の線が値上げ幅
- 数字は倍率:金額の差だけ見ると Lemino の550円が最大だが、倍率で見ても1.56倍で最大
- 並び順は倍率の大きい順:左ほど負担の増え方が大きい
- 3社だけを載せた:ABEMAは公式の改定告知を確認できていないため、確度の違う数字を混ぜていない
- 月額はすべて税込・Web決済の場合:App Store / Google Play 経由は各社100〜130円高い
Lemino だけが1.5倍を超えている。 これが図の主張だ。
実施済みの2社 — 2026年2月に同じ日付で上がった
一言で:どちらもNTTドコモのサービスで、同じ日に改定された。
- 該当するサービス:Lemino、dアニメストア
- 改定前 → 改定後:Lemino 990円 → 1,540円/dアニメストア 550円 → 660円
- 値上げ率:Lemino 1.56倍/dアニメストア 1.20倍
- 実施日:どちらも2026年2月1日
- 見るときの注意:同じ日でも、負担の増え方は3倍以上違う
- Leminoは月550円増、dアニメストアは月110円増。率でも1.56倍と1.20倍
これから上がる1社 — Huluは2026年10月1日
一言で:本記事の公開時点では、まだ改定前の価格で契約できる。
- 該当するサービス:Hulu
- 改定前 → 改定後:1,026円 → 1,320円
- 値上げ率:1.29倍
- 実施日:2026年10月1日
- 見るときの注意:毎月400ポイントが付与されると公式が案内している
- ポイントぶんを差し引くと実質の増加は圧縮されるが、用途が限られるため月額と同一には扱えない
公式告知を確認できていない1社 — ABEMA
一言で:複数の記事が改定を報じているが、公式の告知に到達できていない。
- 該当するサービス:ABEMA
- 改定前 → 改定後:1,080円 → 1,180円(広告つきは580円 → 680円)※報道ベース
- 値上げ率:1.09倍(報道ベースの数字から計算)
- 実施日:2026年4月(報道ベース)
- 見るときの注意:現在の価格1,180円は公式サイトで確認できている
- 確認できていないのは改定前の価格と実施日。だから図には載せていない
4社の一覧
| サービス | 改定前 | 改定後 | 倍率 | 実施日 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|
| Lemino | 990円 | 1,540円 | 1.56倍 | 2026-02-01 | NTTドコモ報道発表 |
| Hulu | 1,026円 | 1,320円 | 1.29倍 | 2026-10-01(予定) | Hulu公式ヘルプ |
| dアニメストア | 550円 | 660円 | 1.20倍 | 2026-02-01 | NTTドコモ報道発表 |
| ABEMA | 1,080円 | 1,180円 | 1.09倍 | 2026年4月 | 報道ベース。公式告知は未確認 |
- 改定の告知が見当たらないサービス:Amazon プライム(600円)、Netflix、Disney+、U-NEXT、DMM TV
- 値上げは業界全体で起きたのではない。 上がった側と、据え置きの側がある
10月に、1人あたり月額の順位が入れ替わる
動画配信の値段は、何人で使うかで順位が変わる で使った 1人あたり月額(月額 ÷ 同時視聴数)に、今回の改定を当てるとこうなる。
| サービス | 改定前の1人あたり | 改定後の1人あたり |
|---|---|---|
| Amazon プライム(3人) | 200円 | 200円(据え置き) |
| Hulu(4人) | 257円 | 330円 |
| Lemino(4人) | 248円 | 385円 |
| dアニメストア(1人) | 550円 | 660円 |
- 改定前は Amazon → Lemino → Hulu の順だった
- 改定後は Amazon → Hulu → Lemino に入れ替わる
- Amazonだけが動いていないため、1人あたり最安の位置は変わらない
補足 — 値上げは「全社に起きたこと」ではない
2026年にここまでで上がったのは、確認できた範囲で3社。 据え置きのサービスのほうが多い。
- 上がった3社のうち2社(Lemino・dアニメストア)は同じ運営元で、同じ日に改定されている
- Amazon プライムは600円のままで、1人あたり月額の最安位置を維持している
- 「サブスクは値上がりし続ける」は、この4か月の実測とは合わない
改定は予告されてから実施される。 契約前に各社の告知を見れば、改定の前後どちらで入るかは選べる。
なお、2026年はまだ4か月以上残っている。 本記事は2026年8月時点で告知が出ているものを並べたものであり、 年内に追加の改定があれば更新する。
まとめ — 3ステップで使う
- 候補の改定予定を確認する:Huluは10月1日に上がる。それ以外は現時点で告知なし
- 倍率で見る:金額の差より、いま払っている額の何倍になるかが家計への影響を表す
- 1人あたり月額で選び直す:改定後は順位が変わる。改定前の比較記事は10月以降は使えない
1人あたり月額での比較は 動画配信の値段は、何人で使うかで順位が変わる に、 無料体験の比較は 動画配信の無料体験は、日数ではなく「得する金額」で見る に、 同時視聴の落差は 「4台まで同時視聴」は、家族で同じ映画を見るときに使えない にまとめている。
次回は、契約したあとの話を扱う。解約は、申し込みと同じだけ簡単なのか。


